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お母さんの毎日をHappyに

子どもの中学受験、やめました

子供の中学受験、うちは、しないことにしました。

といっても、始めてもいなかったのですが...

そう考えるに至った想いを書きます。

 

当然受験すると思ってました

実は、私は、子どもが小さい時から、当然、受験するものと思っていました。

 

それは、

1.自分が中学受験をして良かったと思うから

私は、4年の終わりから塾に通い、5年と6年の二年間は、土日も含め、塾の中心の生活でした。

 

毎日勉強で、ストレスもあったと思いますが、幸い、ゲーム感覚で楽しく授業してくれた塾の先生方のおかげで、楽しかった記憶が多いです。

 

入学した学校でも自由にのびのび過ごすことができ、六年間を共に過ごした友達は、今も良い友達です。

 

2. 学童の代わりに時間の過ごす方法として、受験勉強が丁度良いと思っていました。

学童に行かなくなった後も親が帰ってくるまでの時間、どこかでなにかをして過ごさなくてはいけません。

 

私自身が行動範囲も狭い小学生のうちに塾通いし、行動範囲も興味も広まった中学時代は、好きになった映画と英語に没頭できたのが良かったと思っています。だから、小学生のうちに受験を終わらせておくことは良いと思ってました。

 

でも、息子は受験をしないことにしたんです。

 

それは、

1.本人の意思

以前より、自分とはまったく違うキャラの息子は、私に違う価値観があることを知らせるために生まれてきたのでは?と思うほど。

 

だから、自分が良かったからという理由で自分と同じ道を勧めることはできないと思っていました。

 

3年生の時には、自由な校風で有名な楽しそうな学校の文化祭に連れて行き、この学校に行きたい!と思わせることに成功。

 

その後、塾のテストも受け、体験授業にも行かせた結果、長男は、私立中学には行きたいけどそこまで勉強したくないと迷い、最終的には、自分で中学受験をしたくないと言いました。

 

2.以前に比べて学歴社会ではなくなったと感じる。

10年ほど前までは、会社でも、出身校を知っている人も多かったのですが、最近はすっかり話題に上らなくなり、学歴が以前ほど意味を持たなくなっていることを感じます。

 

中途採用の多い私の会社では、社会経験は重視しますが、学校を聞くことも話題にあがることもほとんどありません。

 

そもそも、良い学校に行き、大きな会社に入り、良い人生を送るという考え自体が、もう、古くなりつつあるのではないでしょうか?

 

でも、葛藤もあります。

一方、そんなにあっさり決められたかというと、そういうわけではありません。

 

それは、

1. 受験する子どもの割合が増えたこと

私の時代には、中学受験をする人はクラスに3〜5人いたかどうかという感じだったのに、いまは、クラスの半数もしくはそれ以上がするとのこと。

 

その割合は、人によっても数字が異なり、正確な情報は掴めていないのですが、とにかく、昔より割合が大きいのは確かなようです。

 

そんな数字を聞くと、やらないと、受験する子たちと学力に差がついてしまうのでは?と焦ります。

 

実際に、私の会社の同僚も、うちは受験なんかさせないといっていたはずなのに、クラスの半分以上が受験するから....と塾に通い始めていました。

 

2.周囲に子どもが中学受験をする人が多い

自分が受験をしているので、友達の子どもは中学受験をしている人が多いです。数年前から同窓会では、子どもの中学受験が話題の中心で、子どもを偏差値の高い学校に入れた人の体験談、塾のについての情報交換で話が盛り上がります。

皆、その先には良い大学に行かせることに迷いはありません。

 

子どもの中学受験を経験した親しい友達から、こんな生々しい話も聞きました。

 

「そこまでがんばらなくてもよいかと思ったけど、実際に子どもの中学受験を経験し、他の子が受かっているのを目の当たりにすると、自分の子どもも、もっとサポートすればもっと良い学校に入れたのではないかとモヤモヤしてしまう。」

 

3.経済的にも心配

共働きとはいえ、先の保障はない時代、子ども2人を中学から私立に行かせて経済的にやっていけるかの不安もあります。

 

それは、うちだけではないはずなのに、どうして受験する子どもの割合が増えのでしょう?子どもが一人だけの人も増え、一人にお金をかけることができるようになったからでしょうか?

 

私立中学や塾の少子化対策マーケティングがうまく行ったからなのではないかとも思ってしまいます。

 

「多くの人がやっているのにうちはやっていない。」これは、受験をやめるか考えるにあたり、私を一番迷わせたポイントでした。

 

それでも結局、受験はしないことに決めました。

 

結局、小学4年の時点では、はっきり決められず、受験塾には行かないけれど、受験しないとも言い切れない状態でした。

 

結果的に、中学受験を選択肢から除いた理由は子どもの個性と、時代の変化でした。

 

長男は、いろんなことに興味を持ち、自由なアイデアがたくさんだせる反面、詰め込み式には向きません。これからの時代にうまくいけばうまく行くタイプだと思うので、N高や0高など新しいタイプの学校の選択肢も考えられると思っています。

 

ただ、そこまで思い切ることができるまでには、何年もの時間がかかりました。

 

そして、この選択が良かったかどうかわかるのも、まだずっと先ですね。

 

あなたは子どもに中学受験をさせますか?